あたしの俺様執事様。



「…まあ。海斗はあたしともヤってるもんね?お互い初だったし。もうヤるのには慣れっこだもんね、海斗?」



「黙れっ…!!もう過去の話しじゃねーかよ。関係ねぇこと言うんじゃねえ。」



かんなさんと海斗が
ヤった…?

この二人の関係はなんなの?

もともと執事とお嬢様

なんてゆう関係じゃないの?
ねえ…おしえてよ…。

あたしが涙目になるのを
見ておもしろがるかんなさん
は、続けて言った。



「すずかさん、教えてあげる。あたしと海斗はね、
海斗がまだ執事になる前に
付き合ってたの。
海斗は激しかったなあ…」


「えっ…」


モトカノ?ハゲシカッタ?


「ねえ海斗ぉ。またあの頃みたいにぃ…」


マタ?アノコロ?

あたしはもお視界が涙で
にじんでなにも見えなくなる


「黙れ…」


低い声が響く。
あたしは海斗の顔が
見れなくて。

こんな元カノなんかに
ヤキモキ妬いてるじぶん
見られたくないし…


「あたし…ちょっと出るね。」


「おいっすずか!」


あたしは部屋をとびだした。


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