あたしの俺様執事様。
望の執事、そして彼氏の
亮太くんがいた。
「こんな時間にどうしましたか?」
「いや…いろいろあって…」
「少し話しましょうか?」
望には悪いけど…
今のあたしはとにかく
誰でもいいから助けを
求めているみたいなの。
少しだけ…二人にさせてね?
あたしと亮太くんは
ベンチに腰掛けた。
「どうしたのですか?」
あたしは今さっきあった
ことなどを亮太くんに話した。
「かんなさんですか…。」
亮太くんもよく
しっているみたいだった。
不安ばかりが沸き上がる。
一回顔をふせた亮太くんが
パッと顔をあげると
あたしの目を見ていった、
「すずか様。よく聞いて下さい。海斗はすずか様をなによりも大事にしています。
今まで海斗はだれのお嬢様の執事も拒んできました。でもすずか様だけは違った…。海斗はあなたに出会ってから変わったんです。よく笑うようになった。本当に海斗はすずか様のことが好きなんだと、わたしは思います。」
その目はすごく真剣で。
あたしはききいった。
だれの執事も拒んできた
あたしに出会って変わった
本当にあたしの事が好き
安心する言葉ばかりで
あたしはだんだん
落ち着いてきた。
幸せぼけだったのかな?
海斗に求めすぎてたね…
あたしの馬鹿、