あたしの俺様執事様。
「ありがとう…話し聞いてくれて。」
「いえ。部屋までお送りいたします」
こうしてあたしは
亮太くんと歩いて
寮に戻ることになった。
「そいえば望は?」
さっきはテンパってて
気づかなかったけど…
執事はお嬢様といるのが
あたりまえなのに
いないのはおかしいよね。
「少し用事があるようなので…」
ニコっと笑う亮太くん。
望想いだなあ…羨ましい
そんなこんなで
あたしたちは寮についた
「もうほぼ朝ですが…おやすみなさい。」
「おやすみ、ありがとう」
もうそんな時間か。
あたしはドアのぶに
手をかける。
…なんか自分から部屋とびだしたのに入るのが気まずいな。
でももう夜中だし…
二人とも寝てるよね?
あたしはゆっくりと
中に入ると部屋への
扉をあける。
「えっ…。」