あたしの俺様執事様。




「わからないって言っても…決まりだし?ってゆうかすずかって馬鹿なんだね」



ケラケラと笑う海斗さんは
さっきの執事キャラとは
大違いだった。

二重人格!?


「執事いることも知らないで入学とか、珍しいやつ。俺様目当てじゃないんだね?」


なにこいつー…
自意識過剰じゃんっ!?

イライラしてくる…。
そんな無言で睨むあたしに

顔をちかづけながら
さらに追い撃ちをかける
ように海斗さんはいった。



「なあ。今度は口にチューしていい?」



「…っ!?」



なぜか体があつくなる
あたし。
心臓が暴れてる…。
ほてってるほてってるーっ


なんでこいつなんかに…



そう思った時、
海斗さんはいきなり
あたしの頬っぺたに
手の平をあててきた。



「なに顔あかくってんの?冗談だっつーの♪」



カッ…カッチーン。



「わかってるし!!」

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