あたしの俺様執事様。


それい聞くと、
亮太くんが口を開いた。


「いまはもういないです。
たぶん、二人の仲を引き裂いて満足していらっしゃると思います。いまのままではいけないと思います。
かんなさんにさらに嫌がらせをされるまえにはやいところ仲直りを…」


おっおお…
ずいぶん長い文章だな。

んまあ…確かに。
あのかんなさんが
なにもしてこないって
言い切れないもん。


「はやいとこ仲直りしなよ?」


そうだよね。
海斗といるときはね
1時間なんてあっとゆうま
なのに、

いないと一分すらながく
感じる。

でも…仲直りって
どうすりゃいいの?

「距離おこう」って言われたのに
会いにいってもいいの?

不安ばかりがつもり、
あたしは涙があふれる。
それを必死にこらえる
ように拳をギュッと握る。


「明日、海斗くんに会お?大丈夫っあたしたちがついてるから。」


あたしの強くにぎった
拳に手をのせて望はいった。


心強い味方がいる。

こうして辛いときに
近くにいてくれる味方が。

応援してくれる味方が。


だから…頑張らなきゃならない


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