La ragazza che si liber di memoriaー鎖のカケラー
美奈留side
ザ―――
雨が降っている中、私は傘もささずに夜の道を歩いていた。
私は今までのことを思い出してた。
両親が死んだこと。
学校でいじめられたこと。
兄に暴力を受けたこと。
一番大切だった人達に裏切られたこと。
そんなことを思い出してた。
私は静かに泣いた。
涙をふいても流れ続ける涙の雫。
苦しい…。
心が……悲鳴をあげている。
もう……やだ……。
……生きてる意味がわからない…。
死にたい……。
誰か……私を殺して―…。