La ragazza che si liber di memoriaー鎖のカケラー
男は、私を病院に連れて行くといった。
男は、私が持っていた鞄の中身を見てもいいかと聞いてきた。
見てもいいと言うと、男は鞄の中身を見た。
すると、鞄の中から生徒手帳が入っていた。
生徒手帳には、西宮東高校2年4組桐谷美奈留と記されていた。
゙桐谷……美奈留…?゙
「……うん。…君の名前みたいだ」
゙……私の…名前…゙
「でも……美奈留って可愛い名前だね」
ズキンッ……
"美奈留っていうのか。可愛い名前だな"
……何……これ……。
頭が……痛い……。
「大丈夫!?頭が痛いの!?」
゙……頭が……割れるように痛い…゙
私がそう言うと、男は私を抱えて車に乗せて病院に向かった。