奏〜大好きなキミへ〜
その日は基礎をやらずに

脳トレをやった。


打楽器を半分にして対戦形式にした。


あたしたちのところはあたしと

光先輩が間違えなければ勝てる

という感じだった。

でも…

ムズい。かなり。

間違えてばかり。

『トン.トン.….あ゛ぁー!』
その時。

光先輩が笑った…


初めて見た。

何故かドキッとした。

笑うとかわいいなんて思って。



この時は恋したなんて気付かなかった。

先輩との恋愛なんて

ありえないと思っていたし、


付き合うなんて

遊び相手にされるだけだ

と思っていたから。


だから…




…認めたくなかった。

放課後、待ちに待った遊びー!




さぁっ!
ぱぁっと遊びましょう♪


みんなと一緒にプリを撮る。

あたしの写りは…

ゲッ…
半目ばっかり…


みんな…
かわいいのに…泣



こうしてみんなとの初遊びは幕を閉じたのでした…

< 11 / 50 >

この作品をシェア

pagetop