奏〜大好きなキミへ〜


難し…

音変えの見通しが全く立たない…

先輩に相談しようか…



「光さん」

「ん?」


その時見えたのは…

きれいなブラウンアイ。
つい見とれちゃう。

「あっ、音変えの相談なんですけど…」

「音変えね…俺の楽譜見る?」

「ぜひ!」

「自分がやりやすいようにやればいいんじゃないかな?たとえば…」

話は聞いてるつもりだけど頭に入ってこない。


先輩しか見えない。


あぁ。

この人と付き合えたらどんなに幸せなんだろう。

でも。

こんなガキなんて相手にしてくれないだろうしね…

やっぱりタメがいいはずだし…

「大丈夫?」

えっ!?

「あっ!はいっ!大丈夫です。ありがとうございました!」

ヤバーい…

ちゃんと聞いてたのちょっとだけだぁ…泣


独学でいくしかないっ!


部活ばっかりじゃいられないんだよなぁ…

そう。
もうすぐ中間考査がやってくる。

高校の勉強は中学とは比べものにならないからな…

明日から頑張ろう。



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