奏〜大好きなキミへ〜


朝練に参加。

いつもなら光先輩いるんだよね…

ガチャッ


準備室のドアを開ける。

さすがに…いないか。



放課後の部活が終わってちょっと練習。


その時。

「手紙ありがとう。
俺も奏楽ちゃんのこと好きだから。」



えっ?



好き?



先輩が?あたしを?

天にも昇る気分ってこーいうこと?


嬉しい!!


叶わないって思ってた夢が叶った!


泣けて来ちゃうよ…


その日の帰り…


バス停で待ってたら光先輩が通りかかった。


「お疲れ様でした!」

「お疲れさまでした!これから時間ある?」

「あります!」


先輩とどっか行ける!

「じゃ一緒にあの山上ろうか。」


2人で並んで歩く。

手を繋いだりなんて…


しないか。

ちょっとは期待してたんだけど…

敬語で話す。


他の人から見たら

ウチラはカレカノにしかみえないんだよね。



恥ずかしくなってうつむいた。
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