奏〜大好きなキミへ〜
2人で歩く。


「バレちゃったねー」

「まぁ…いつかはばれたからね。
それが早くなっただけだろ?」

「そうだね。」



「今度一緒に映画見に行こ?」

「いいね!今週の土曜は?」

「いいよ!」



…こんなのが夢だったんだ。

普通の恋が。


いろんな話をする。

どこが好きで付き合ってるのか とか

好きなアーティストとか。


公園に着いてベンチに座ろうとすると

待って!と言って

ベンチの上の砂を払ってくれた。

優しいんだね。

ベンチに座ってさっきの話の続き。

いっぱい笑って楽しい。

話が途切れる。

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