奏〜大好きなキミへ〜
いつものように光の家へ遊びに行く。

いつもと明らかに様子が違う光。

「どうしたの?辛いの?

あたしには何でも話して??」


顔が崩れて

うわぁあぁぁ~

えっ?

泣いた??


初めて見た。

光が泣くの…


「寂しいよ…奏楽がいるのに…」

愛しさがこみ上げる。

光をきつく抱きしめる。

背中をさすりながら

「大丈夫だよ。

あたしはどこにも行かないよ。

ずっと離れてても光の傍にいるよ。」

何度も何度も頷く光。


こんなに不安だったのに気付いてあげられなかった

ふがいなさ。


泣きやんだ光を抱きしめて


「愛してる」

そういいながらあたしも泣いた。


ずっと傍にいる。

ずっと一緒に生きていくと

心に誓った。


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