奏〜大好きなキミへ〜
あたしたちは最近ずっと会ってる。
お互い離れたくなくて、最終バスまでずっと一緒にいた。
そんな時。
お母さんからメールが来た。
『今日もまだ帰って来ないの!?
何かが起こってからじゃ遅いのよ??!』
何か?
はぁ?お母さんが考えてるような事なんてしてないし!
頭に来たあたしは
『そんなことなんてしてない!
』
返ってきた返信は、
『いつも泣くのは女の方なのよ?!
あたしと同じ思いをして欲しくないの…』
お母さんの気持ちは分かるよ…
でも…
『あたしは光の事が大好きで、後悔なんかしない。
別れた方が後悔する。』
そう打った後、泣き崩れた。
「光は離れて行かないよね?
あたしを1人にしないよね…?」
「俺はずっと奏楽と一緒にいるよ
大好きだよ…」
そう言って優しくキスをしてくれた。
こんなにあたしのことを思ってくれるのは…
光だけだよね。きっと。
ずっと傍にいるよ。
そう心から思った。