奏〜大好きなキミへ〜

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

もう既に数人席についてる。



黒板に座席表が貼りだしてある。
あたしは１番だから１番前。



席について机を見つめながら先生
が来るのを待と…

ってのは昔の自分だよね？


勇気出せ自分!


もう

地味で

控えめで

ウジウジしてる自分とはおさらば
だっ！


｢初めまして！｣

｢あっどーもー☆

ｳﾁ川崎絵美です!よろしく♪｣

｢あたし奏楽。秋津奏楽!

よろしくね｣



すごく皆優しくてこのクラスで 1
年過ごせるかと思うと

ワクワクした。


『ほらー席に着けー』

そう言って担任が入ってきた。



白い革靴。

ツンツンの髪型。

第一印象は…チャラい