暴れる羽



でも、ちょっとだけ力を貸して。



家に帰ってすぐに、美羽は、アクセサリーが入った箱を開けた。


そこにはたくさんの指輪やネックレスが入っている。


美羽は迷わず1つの指輪を取った。


“俺が傍にいないときにはこれを俺だと思って”


そう言われて渡されたシンプルな海の指輪。



それを適当なネックレスから取ったチェーンに通して首に掛けた。




そのとき携帯が着信を告げた。


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