月明かりがつくる道


ザーザー…

雨が降ってきた。


自分の心を映したような

今にも何か出てきそうな薄気味悪い灰色の空を見ながら

俺はため息をつく。

無機質なチャイムの音が

学校内に鳴り響く。

それと同時に

教室内がざわつく。

気付けば昼休みになっていた。


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