月明かりがつくる道


「…大好きだからね!!」


自分から聞いといて


自ら傷をえぐる。


「羨ましいっすね!!」


「優斗もつくればいいぢゃん彼女!!
私の友達でもあんたのファン多いよ〜。」


「俺はいらないっ…。」


「あ!!好きな子でもいたりするんでしょー?」


どこまでも鈍感だ。


未来は悪気もなく聞いてくるけど。


わかってよ


俺は未来をいつでも見てるんだよ…。



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