alternativeⅡ
男性はクレーターの方を振り返る。
「日本近海に、10式近接戦闘用軍刀の素となった宇宙鉱石が落着したのは知っているだろう?…ここに飛来した隕石の成分調査をした所、宇宙鉱石と非常に酷似した成分である事がわかった」
「え…つまり…?」
マーガレットが先を促す。
「そうだ…あの隕石も、恐らくAOK細胞に対して強い拒絶反応を与える事ができる…我ら人類にとっては、まさしく『天からの恵み』という訳だ」
男性の言葉に、アレクセイは思わず隕石を見た。
…あの隕石は相当な大きさだ。
あの大きさならば、10式近接戦闘用軍刀が何本製造できるか…。
いや、軍刀と言わず、対AOK用の弾丸だって製造できるかもしれない。
「そうだな…ざっと見積もっても、国連軍全支部の兵士に50発ずつくらいは弾丸が支給できるんじゃないか?」
科学者の男性が言った。
これまで鉱石の量には限りがある為に弾丸などの消耗品には使用できず、近接兵器として使用できる刀剣が製造されていた。
だがあれだけの大きさの鉱石があれば、危険を冒してAOKに接近戦を挑まなくてもよくなるかもしれないのだ。
「日本近海に、10式近接戦闘用軍刀の素となった宇宙鉱石が落着したのは知っているだろう?…ここに飛来した隕石の成分調査をした所、宇宙鉱石と非常に酷似した成分である事がわかった」
「え…つまり…?」
マーガレットが先を促す。
「そうだ…あの隕石も、恐らくAOK細胞に対して強い拒絶反応を与える事ができる…我ら人類にとっては、まさしく『天からの恵み』という訳だ」
男性の言葉に、アレクセイは思わず隕石を見た。
…あの隕石は相当な大きさだ。
あの大きさならば、10式近接戦闘用軍刀が何本製造できるか…。
いや、軍刀と言わず、対AOK用の弾丸だって製造できるかもしれない。
「そうだな…ざっと見積もっても、国連軍全支部の兵士に50発ずつくらいは弾丸が支給できるんじゃないか?」
科学者の男性が言った。
これまで鉱石の量には限りがある為に弾丸などの消耗品には使用できず、近接兵器として使用できる刀剣が製造されていた。
だがあれだけの大きさの鉱石があれば、危険を冒してAOKに接近戦を挑まなくてもよくなるかもしれないのだ。