悪い?
あたしの携帯見えたっぽい
「…とりあえず、
移動しません?」
人通り多いから
みんな注目して
たぶん夏輝くんが
泣かしたみたいになってる
「…ん、」
泣いてるん見られるんややし
俯いて夏輝くんの袖
掴ませてもらう
まあ、道もわからんし
ついたんは公園で
「ちょっと待っててください」
その間、ブランコを緩くこぐ
「先輩、」
夏輝くんが
コーヒーとジュース持ってて
「…どっちがいぃすか?」
「コーヒー飲めない…」