クローバー
記憶
空白
深い眠りから、目が覚めた。
カーテンからの眩しすぎる光。
泣き崩れて叫ぶお母さんが居て、
「さくら、さくら、」
と、あたしを呼んでいるお父さんが居て、
「お医者さん呼んでくる」
と、走り去ったおねぇが居た。
ずいぶん心配かけちゃったみたいで
「ごめんね。。。」
呟いた。
「まったく、バカなんだからさくらは。」
お父さんが、笑ってる。
「ほんとよ。親不孝な子」
おかあさんも、笑ってる。
「ごめんなさい」
あたしも、わらっちゃった。