クローバー


でもねおかあさん。



あたし、なんでここに居るのかが思い出せないの。



あたし、何したんだっけか。



でも、体が石のように重いのは確か。



「おかあさん、あの「そうだ、瞬君たち呼んでくるわ」




おかあさん急いで病室から出てく。



ガチャ//


ドアが開いた。



4人の、女の子と男の子が駆けつけた。



とっても、可愛い子があたしに飛びついて泣いている。





「心配かけやがって」



「まったく、さくらはばかなんだから。」



「はやく元気になれよ」



「グス、グス、バカサクラ~~~~~」


みんな声をかけてくれて、どこか懐かしい顔で微笑んでいる。
















でもね、だれか思い出せないの。



           分からないの。
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