恋するサンタクロース
朝霧と呼ばれた青年が手を伸ばすも遅く、男はその場から姿を消してしまった。

追おうとするも男性に襟首を掴まれたため、それも叶わなかった。

「逃げたんならそれでいいじゃねぇか。 警察を怖がってるくせに暴行しようとするような馬鹿だったんだろ」

「でも、店長」

「何かあるのか?」

「イイエ、ナニモアリマセン」

男に睨まれても笑っていた彼が店長の一睨みで従順になるのがおかしくて少女は笑った。
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