恋するサンタクロース
店長が人波をかき分け、あとの2人はそれについて行った。

「あの、名前……なんていうんですか?」

途中、少女は青年に尋ねてみた。

「長門。朝霧長門や。 名前も苗字みたいやろ」

「ふふっ、そうですね。 ナガト……ナガト・アサギリさん……」

「ああ、譲ちゃん外国の人か。 しっかし、俺の名前、苗字と名前逆にしても違和感あんまりあらへんな」

カラカラと笑う長門。つられて少女も笑みを浮かべる。
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