恋するサンタクロース
ケーキを貰ってくれと言われたエレナは鞄から財布を取り出そうした片手を止める。

彼女はケーキを買うつもりでいたから店長の発言は予想外だった。

「で、できません! さっき言ったとおり、私はナガトさんに助けていただいたんです! むしろ、こちらからお礼をっ」

差し出された箱を押し戻す。

中のケーキを潰さないように気をつけながら
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