恋するサンタクロース
それからしばらく2人は他愛のない会話をして時間を潰した。

しかし、時間になってもエレナの待ち人は来ない。

「遅いなぁ、お姉ちゃん」

「エレナちゃんは携帯とかお姉さんと連絡取れるもん持ってへんの?」

腕時計を何度も確認して辺りを見回すエレナに長門は訊いてみた。
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