恋するサンタクロース
「ほんまに大丈夫か? 女の子なんやから体は大事にせんといかんよ」

彼はポフポフとエレナの頭を撫でた。

「あ、ありがとうござい、ます。 あ、あのっ、ナガトさんって、け、携帯ももも持ってますよね!?」

つっかえながらも質問を投げかけてみると

「ええ、ああ、も、持っとるよ」

返ってきた答えは肯定。

今時、持って居ない高校生のほうが少ないであろうが、彼女は確認せずには居られなかった。
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