恋するサンタクロース
「エレナ! 良かった。迷子になってるかと思った」

「大丈夫だよ、お姉ちゃん」

その少女はエレナの答えに安心したということを示すように、彼女に思いっきり抱きつく。

一人っ子である長門はその光景を若干羨ましく思いながら眺めていた。

「ところでさ、そんなマフラー持ってたっけ?」
< 55 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop