恋するサンタクロース
それも当然だろうと長門は思う。

探していた妹が見つかったと思ったら見覚えのないマフラーをしていて、さらにそれを貸した見知らぬ男性と一緒にいる。

普通の感覚の持ち主なら、その男性は妹に取り入ろうとしているかもしくは、懐柔しようとしているように見えるだろう。

むろん長門に他意はなく、ただ単にエレナが心配なだけ。

それでも、少女の警戒度は異常だったが。
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