恋するサンタクロース
「あのまま連れて行かれてたらどうなってたかわからない。 私の腕を掴んでた人はすごく怒ってた。 私がその人を蹴ったから。 だから、本当にあの時、ナガトさんが割って入ってくれなかったら私は多分今、生きてなかった。 もしかしたら、生きてても生きてるよりも酷い状態になってたかもしれない。 ほかの人は見てるだけで助けてくれなかった。 たくさんの人が居たのに私に手を差し伸べてくれたのはナガトさんだけだったの」

そのまま一気に言葉を継ぐ。
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