恋するサンタクロース
少女は彼女の語る内容に驚きを覚えつつも聞いていた。

「わかった。 エレナがそこまで言うんだったら、それは本当なのね。 ごめんなさい、私、あなたを疑いすぎてた」

「ええよ。 俺も後先見ずに行動したんがうまくいっただけやし。 失敗しとったらエレナちゃんの言っとることが現実になっとったかもしれへん」

申し訳なさそうに謝る少女に長門は笑みを浮かべて手を振る。
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