恋するサンタクロース
部屋の中央に置かれたこたつには老人が2人。

台所にはケーキ屋の店員、もとい陸奥大和の姿がある。

鞄を部屋の隅に置いた長門はこたつに足を入れた。

「長門、今日女の子助けたらしいなぁ」

「周防じいちゃん、なんで知っとん!? って、大和か」

「せや。 かっこええとこもあったんやな、長門」

「長門は、考えなしなだけだよ」

3人が座るこたつに大和が煮物の入った深皿を持ってきた。

長門に厳しい言葉を投げながら。
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