恋するサンタクロース
「もう聞き飽きたんやけど、それ……」

厳しいことを言われた本人は腰を上げ、夕食の準備をする大和を手伝うために台所へ向かった。

「俺が考えなしだと言ったのは今日初めて。 後先考えてないとか後のことを考えてないとは言ったけど」

「同じことやんけ!」

やいやい言いながら茶碗を並べ、おかずを盛る2人の青年に老人達は笑った。
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