sora
羽流。[小春]

掃除がもうそろそろ終わるってゆーころの時間。

渡り廊下を通る。

見つけたのは、窓を開けて外を見ている誰かの後姿。

。。。羽流だ。

すぐに分かる。

まぁ、この学校が田舎過ぎて全校生徒か少ないのが原因なのか、どうなのか。

後ろ姿で誰が誰か完璧に分かるようになったのは、

私は他のみんなよりは遅かったかもしれないけど。。。。。

声をかける。

羽流はえぇ人だ。

私と羽流は、この学校に入学してから仲良くなった。

とゆーか、それまでお互いの存在をまったくといっていいほど、知らなかった。

優しくて、面倒見がいい。頭もよくて、

部活を主将としてひっぱってるし、委員会は生徒会。

副議長の羽流は、来年度は議長に任命されるだろう。

私は、羽流におされて副会長に立候補した。

最初はやるきはあんまりなかったけど、羽流は応援してくれて、

「小春ならできるよっ!」

といってくれたっけ。

今日は、立会演説会で、私は推薦者の雅と演説をした。

「おつかれっ´`*よかったよ!」

その一言も、1番にかけてくれるそんな人だ。

でも、その分いろいろ抱えてるようにも見えて。

今まで、ストレス発散として話を聞いたことがもう何度もある。

羽流は、イライラを貯めて爆発させるタイプだから、心配だ。

原因は、たぶん美加のこと。

美加というのは、羽流が1番仲がよかった、2年女子。

明るく、元気な面白い子だけど、ちょっと行き過ぎるところもあって。

正直私は苦手だった。

まわりに態度を出しすぎて、嫌なことがあると全部まわりにあたる。

それが美加の悪い癖。

すごく仲が良さそうに見えた。

話によれば、2年の夏。運動会のころ。

羽流は、いつも私を助けてくれる。

いろいろ知っていることも多くて。

頼りにならないのかな。私は。

羽流、頼ってくれていいんだよ?



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