クリスマスプレゼントはサンタさん
俺のサンタさんとケーキ

町はキラキラとイルミネーションが輝き、駅周辺はさらにキレイだった。

周りを見回すと、カップルたちが顔を緩ませお互い幸せな空気を放っている。


俺は、凍えた手をジャケットのポケットに入れて、口元をマフラーに埋めた。

「寒ぃ~」


気温は例年より低いらしい。そう朝のニュースで、お姉さんが騒いでいた。

どこからとなくシャンシャンとBGMが流れている。


シャララリリリン。
ポケットの中からもどこかクリスマスっぽいメロディーが流れた。

あ、この着信は。

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