《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜
「……こんなとこまで、
来ないでよ……!」




ノドの奥からもれた声は
震えてて、涙声だった。






……神様のイジワル。




どうしてわざわざ、あんな
姿の彼女を見せつけるの?




黙って身をひいたのに、
まだ、あたしの罪は許されない?



あたしのしてたことは、
そんなに罪深いの??




(こんなにミジメな思いを
しなきゃいけないなら……
二度と人なんて、好きに
ならない……!)



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