《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜
大ゲサなシナを作って
かなりキモい彼の背中を、
あたしは平手で思い切り
バンッと叩いた。
「ったーーーーっ!
り、莉央さん、それ
力強すぎでしょ!?」
顔をしかめて文句を
言ってくる瑞樹クン。
そんな彼に胸のドキドキを
悟られないように、
「そんなことより急ご!
また残業になっちゃうわよ!」
あたしは小走りで、
木枯らしの吹く通りを
走り出した――…。
☆☆☆☆☆
_
かなりキモい彼の背中を、
あたしは平手で思い切り
バンッと叩いた。
「ったーーーーっ!
り、莉央さん、それ
力強すぎでしょ!?」
顔をしかめて文句を
言ってくる瑞樹クン。
そんな彼に胸のドキドキを
悟られないように、
「そんなことより急ご!
また残業になっちゃうわよ!」
あたしは小走りで、
木枯らしの吹く通りを
走り出した――…。
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