《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜
瑞樹クンはそのコ達全員に、
『ありがとー、すごく嬉しい♪』
って、笑顔で話してるのに。
「……ね、瑞樹クン。
午後の広報との打ち合わせ
なんだけど……」
「――広報?
あ、それだったら任せるんで。
莉央さんの好きにどうぞ」
「え…………」
やっぱり、まただ。
あたしに対してだけ、
明らかに不自然な仏頂面。
態度も口調も、ロコツな
までにそっけない。
_
『ありがとー、すごく嬉しい♪』
って、笑顔で話してるのに。
「……ね、瑞樹クン。
午後の広報との打ち合わせ
なんだけど……」
「――広報?
あ、それだったら任せるんで。
莉央さんの好きにどうぞ」
「え…………」
やっぱり、まただ。
あたしに対してだけ、
明らかに不自然な仏頂面。
態度も口調も、ロコツな
までにそっけない。
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