黒猫と魔女の契約
その頃、エリナは…。


「つまらないなぁ…
アィラ」

「何ですか?
忙しいんですけど…
用が無ければ呼ばないで
ください」

「冷たいわ…いつ勉強は
終わるのかなって」

「くだらないですね
勉強時間は2時間、
つまりあと1時間です」

「あと1時間って…地獄」

エリナは机に置いてある

参考書をぺらぺらと

開いたり閉めたり

して思い出したように

立ち上がった。
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