黒猫と魔女の契約
クルトは一瞬だけ

ハヤネを見るとハヤネの

顔に一本の切り傷が

出来た。

「な、何……」

「黙っていてくれ…
じゃないと次は
頭かもよ?」

ハヤネは悔しい表情を

してレチを見るとレチは

哀しい顔をしてクルトを

見ていた。

「で、名前と年齢は?」

「…レチ・ニアル…19」

「まさかと思ったが…
昔のお隣りさん
じゃないか」

「なんの事だ?」

「城の地下にある牢屋を
知ってるだろ?」

「……まさか、お前が」
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