ワン コロコロ
ぼんやり


まだ景色はゆらぐ


それでも

はじめて

見るということが
できた。


彼はとても


安心していた。


この大きな


大きな


お母さん犬がいるかぎり


自分は大丈夫。




・・・



彼の名前は、タロウ――。


けれど


彼は
自分の名前は

“お前”

だと思っている。







end
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