ねぇ…信じてよ。


「結城、止めた方がいいよ。
真琴は学校では才色兼備で
有名だから。」

え?
いつからそんなことに?


「顔も性格も良くて、成績も
学年トップの上に運動神経は抜群。
友達にも先生にも先輩にも
好かれて、モテる奴だからね。」


いやいや…。
なんかおかしいよ、それ。



「そっか。
前からそうだったしな。
そこ変わってないなら
まだ鈍感、なのか?」


って妙に納得しながら質問。
ってか納得しないでよ。




「そうなんだよね。
ってか真琴に片思い経験アリ?」


何、話してるの?
いい加減にしなさーい。


「あり、あり。
3年間、一目惚れでさ。
告ってスルー。
天才級の鈍感だよな。」


ってあのね-!
人が黙ってたら言いたい
放題言ってくれちゃって。


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