嬢王と夜王の偽装恋愛
「一緒にがんばろうね」


「はいっ」


「わからないことあったら聞いて?」

「はいっ」


「お前も、先輩だな」

そこには京介の姿が。

「京夜」


「あ・・・もしかしてあの京夜さん?」


「よろしくね」

京夜はカスミちゃんに笑いかけた。

それだけでイラっとする。

あたしダサ


「さてがんばって~」

京介はそれだけ言って
バックルームに戻った。



あたしたちもフロアで接客した。



「ご指名ありがとうございます。」


そこには若い人が2人。


珍しいなぁ。


「華恋ちゃん?」


「はい、お隣失礼しますね」


「どーぞ、どーぞ」


「新規のお客様ですよねっ?」


「華恋ちゃん見に来たんだよ」

「ありがとうございます」


「何のお仕事されてるんですかぁぁ?」


「ん、金融だよ」


金融かぁ。


そりゃ金持ちか。



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