嬢王と夜王の偽装恋愛

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あの京夜さんの
目撃から
１週間がたった。



あたしは、自分の気持ちを
必死に押し殺して、
接客にはげんだ。


１こ変わったとしたら
菜穂と美鈴のイジメが
増えたこと。

美姫さんが、あたしに
冷たくなったこと。



でも負けない。


「華恋です。ご指名ありがとうございます」


あたしは、着々と
順位をあげていった。


「ほんとですかぁ～？」


「あ、そだ菜穂から聞いたんだけど
華恋ちゃんってマクラしてるの？」


「あははっ。菜穂と美鈴さんに
なんか嫌われてるみたいで・・・。
仲良くしたいんだけどね・・・」


「そうなんだ・・・。大変だね。」


あたしは、イジメられてる子を
演じた。

ウソの情報を流されてるって
信じさせた。



菜穂と美鈴のお客さんは
あたしに流れてくる。


きっと。