パズル


「ほらっジャック!
キッチンの片付けは終わったわ!!

庭の手入れしましょ!」


早く早くと急かすエリシャ


「分かりましたよ行きましょうか」



庭に着くとエリシャは
枯れた花を摘みだした


わたしは花に水を
やるために井戸から水を汲んできた



「エリシャ摘めましたか?」


「出来たわ!あぁ水ありがとう」



「どういたしまして」



水をやると同時に心地良い風が吹いて
心が落ち着く…



「気持ち良いねジャック」


「今日は良い天気だからね
風も気持ち良い…

でも、もう少ししたら
日が沈むから冷えないように気をつけて

夜はまだ冷えます」



「はーい気をつけます」


エリシャは眩しいくらいの
笑顔でわたしを見る



「エリシャは……素敵だね」


「え……」



「…ぁ…」



……つい……


エリシャは真っ赤になって
立ち上がり早足に部屋へ行こうとした


「エリシャっ」


「さ、先に行く!」




…真っ赤に染まったのは
エリシャだけじゃないことを


彼女は知らない





< 154 / 200 >

この作品をシェア

pagetop