パズル
「…ジャック…ありがとう」
「…レイチェル」
レイチェルの手を握ったままわたしは泣いた
「…私、本当にジャックと結婚して良かった」
「……フッわたしは君と結婚出来ると思っていなかったよ」
「まあそうねジャックって鈍いとこあるから」
「だって15歳差ですよ?無理だと思っていましたそれに気になり始めたとき君に彼氏がいると噂になっていた」
「何ですか!?それ!!」
「いやルークが君と若い男が楽しそうに歩いているのを見たって」
「…多分それ、トムですよ」
そう言いながら
笑いを堪えているレイチェル
「ジャックは信じたんですか?」
「…えぇいや…ま…まあね」
「信じたんですか!?ホントに!?あっはっはっ!!」
「そんなに笑わなくてもイイでしょ」
「…ホントに鈍いですねジャックは…私、ずっと前からジャックのこと好きだったんですからね!?」
「……え、あぁーと…それはありがとう…」
「あはっ!!こんなジャック見れるの貴重だわ!!」
「……君って人は…」
こんな幸せな時間は
もう戻って来ない…