Voice
「駄目だ!
それだけは、許さないぞ!!
梓も美紀ちゃんも、
これから、もっと売れてくんだ!
交際なんて…。
邪魔にしかならん!!
絶対に…。」
私は、
大きく首を振って言った。
「そんな、誤解ですよ!
ただ、私が靴ずれで、
歩けないから…ってだけで。」
私がそう言うと、
梓も、心底嫌そうに、
顔をしかめて言った。
「そうですよ。
冗談、止めてください。
俺にだって、
選ぶ権利が、ありますから。」