Voice
「社長。
私、もう、この格好、
耐えられないので、
早く着替えたいんですけど。」
社長は、納得したのか、
笑顔で頷いた。
「あぁ、そうだね!
事務所に帰ろうか!
うん。
是非、そうしよう!!
今日は、本当に頑張ったからね!
梓は、確かこの後は、
もう予定が無かったな!
明日から、大変だそ。
そうだ!!
今日は、直帰して、休みなさい。
うん!
そうしよう!」
社長は、軽く梓の肩を叩いた。
…なんだろ??
社長の様子が、おかしい。
まるで、ワザと、梓を帰らせたい様子…。