Voice
「…まぁ、当前だな。
今日俺が、あんなに大きな舞台で、
わざわざ、紹介してやったんだ。
これで、1回きりのはず無いだろ。」
社長も黙って、
うんうんと頷いている。
「い、いや、でも…。」
そんな事言ったって、無理は無理でしょ??
私は、目で、社長に訴えた。
確かに、私は私でもあるが、
ナイトでもある。
梓の伴奏で、毎回、出るなんて、
さすがに、無理あるでしょ…。
(ってか、無理でしょ。。。)
社長は、悟ったらしく、笑顔で答えた。