Voice
7.聞いてないよ?!突然の話
○7○
梓は、何食わぬ顔で言った。
「遠夜!
ちょうどいい所に来た。
お前に話があったんだ。
実はさ、
今朝の
俺と美紀とのドラマの話。
あの件のだけど、
やっぱ、俺が”相手役”
やることにしたから。
ヨロシクな!!」
衝撃的な出来事の連続で、
私の頭は、パニックしていた。
けれど、
その聞き捨てなら無い言葉を
耳にしたのは、
一瞬で
理解できた。
ドラマ?
何の話?
しかも、
私とのって??