やきもち焼きな君
「少しだけでもー?」
「だめ。」
「けちー!」
「けちだもん」
『一緒に行けばいいじゃない』
後ろから声がしたから振りかえって見たら教科書を両手に抱いて俺を見ている螺那がいた。
「は?ってかお前どこにいたんだよ!」
「先生に分からない所教えてもらってたの。悪い?」
「別に悪くないけど・・・。それよりどういう意味だよ!遊びにいってきたら?って!」
「そのまんまだけど?私、考えたんだけど・・・やっぱり私は海斗にあってないよ」
「どういう意味だよ。」
「そういう意味。」
「おい!そういう意味って意味わかんねーよ!!
おい螺那!」
「だから・・・別れようって言ってんの」
「・・・・なんだよそれ。まじ意味わかんねー」
「そんぐらい分かってよね。これかだから馬鹿は・・・」
「おい、お前あんま調子に乗んなよ」
螺那は初めて俺の怒った所っをみたのか固まってしまった
「お前がそんなに別れたいならこっちから願い下げだぜ」
螺那に背中を見せ無言で自分の教室にもどる
「ねぇー海斗。もしかして私が悪かった?;;」
「いや、お前のせいじゃないよ。俺がなにかしたからだと思う」
「・・・・なんかごめんね・・・」
「あやまらなくていいよ」
「海斗って・・・・ホントに優しすぎる・・・」
「ありがと」